ご存知の方も居るかもしれませんが、ABACAは和名「糸芭蕉」、別名「マニラ麻」とも言われる繊維の材料になる植物です。その繊維は天然繊維としてはもっとも強いもので、柔軟かつ強靭、水にも強くそして非常に軽いため、古くからロープなどの材料に使われてきました。化学繊維に押されて繊維としての需要は下火になりましたが、SDGsのこの時代、天然素材で強靭なABACAはまた注目されています。日本の紙幣にも和紙の強度を増すためにこの繊維は使われているほどです。
占い師になろうと決めた時、将来お店を持つなら屋号はABACAにしようと決めていました。元々昔から緑や植物が好きで、出来ればそういう自然や緑を感じるものを名前にしたい、そして、縁もゆかりもない東京で、それでも占いを続けていく上で、お店も、私自身が人間としても、ABACAのように柔軟で強くしなやかでありたい、そんな決意をこの名前には込めています。
また、ABACAは天然素材なので、布などに加工された時、使われるほどに柔らかくなり馴染みます。これからもABACAのように皆さんと繰り返し触れて馴染む事で、人に寄り添ったお店であり鑑定士でありたいと思います。
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